ディスカッションするめいすいの委員たち

投票率アップなど討議

久御山町明るい選挙推進協議会(めいすい)は29日、町役場で総会を実施し、投票率アップや啓発活動をテーマにディスカッションした。成人年齢が18歳に引き下げられ、若い世代の政治参加も今後ますます求められる。「どうすれば興味を持ってもらえるか」。委員たちは思案を巡らせ、手立てを探った。

4月8日の京都府知事選挙では、町内の18、19歳の投票率は17・24%と、府内の市区町村で京丹後市に次ぐワースト2だった。町選管担当者も「なぜこんなに低いのか」と頭を悩ます。
一方、めいすいが出前講座などを実施する町立久御山中学校は3月、「選挙啓発活動へ特に積極的に取り組んだ」と府選管から表彰を受けた。出前講座を受けた生徒が答えたアンケートでは「良かった」「(講座のような)選挙を学ぶ機会が必要だ」という回答が7割以上を占めている。
19年4月には、府議会議員と町議会議員の選挙を控えている。こういった現状も踏まえ、参加委員8人はグループに分かれ、投票率向上に有効な啓発活動やその方策、若年世代へ選挙に関心を持ってもらう手立てなどを話し合った。
ある委員は、無作為に選んだ18、19歳の有権者を、時間限定で投票立会人にしてはと提案した。「地元の地域にある投票所なら、友人たちが興味本位でのぞきに来て、ついでに投票してくれるのでは。『選挙に来い』だけでなく、若年世代を選挙にどう取り込んでいくか」と話した。
「投票所の雰囲気が独特」と指摘した委員は、BGMを流す案を披露した。「異様に静かな中、入室から退室まで多くの人の視線を浴び続けないといけない。こんな雰囲気では、少なくとも『次の選挙も行こう』とは思えない。若い人ならなおさらでは」とした。
啓発活動についても「出前講座も、実際の選挙で掲げられたマニフェストを抜粋し討論したり、過去の総理大臣が行った政策を比較させるなど、リアルさを盛り込んでは」「投票前日の啓発活動を前倒したら、期日前投票もアピールできる」などと意見が多く上がった。「選挙のPRをトイレットペーパーに印刷し全戸配布しては」という独創的な案もあり、参加者をうならせた。
町選管職員は「職員だけでは考えも付かない、独特な案がたくさん出た。きょうの意見を参考にし、若い世代も含めた投票率の向上に取り組んでいきたい」と話していた。
このほか、総会では昨年度の事業報告や本年度の活動案を審議した。この中で、成人式で実施してきた模擬投票について「同窓会のような雰囲気の中、意味あるものになっているのか」「やるならもっとしっかりやっては」などの意見が上がった。これらを踏まえ、本年度は実施を見送ることに決めた。【盛川振一郎】
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