打力が売りの城陽は「京都で一番速いセンター前ヒットを打つ」ことを目標に、今年も強力打線が仕上がった。主将の竹村は「大量得点で勝ち切る」と意気込む。
ホームラン打者が並んだ昨年と違い、1番から9番まで、単打、長打を打てる好打者がそろう。杉浦、竹村、布施の破壊力に加え、俊足の梅田、谷、谷内山が相手をかき回す。強打でつなぎ、残塁をいかに少なくできるかが勝負どころだ。
投手陣は、130㌔を投げる速球派の3年・橋本と2年・杉浦の2枚看板。橋本は同じ腕の振り、リリースポイントから来るスライダーで、打者を翻弄(ほんろう)する。春季大会でもホームランを放つなど、運動神経抜群の杉浦は、ストレートだけで勝負できる力のある球が武器。カーブなど変化球も使うが、分かっていても手が出ない剛球で、相手をねじ伏せる。
守備では、布施と谷内山の二遊間が優秀。1年かけて磨き上げたコンビネーションで、華麗にゴロをさばく。
捕手につくのは、主将の竹村。部員をまとめ上げ、監督との意思疎通にも長けていると、昨年10月に転向した。これがピタリとはまり、チームは竹村の成長に合わせて強くなった。「10月からとは思えない」と他チームの監督や審判からびっくりされるリードで、投手、そしてチームを引っ張る。
GW後には、大阪や滋賀の強豪校にも勝てるように。川勝監督は「野球に取り組む姿勢がいい子たち。よそとは違う爽やかな野球をする姿を、中学生や保護者にも見てほしい」と、テレビ中継が始まるまで負けるつもりはない。
竹村は「監督にスイングを見てもらい、部員同士で確認し合い、毎日振り込んできた」とバッティングの手応えを話し「目標はベスト8以上」と白い歯をのぞかせた。(敬称略)【谷貴生】