久御山は森川監督の母校。赴任して4年目を迎え、ことしの3年生は「森川イズム」の集大成とも言える。「引っ張り合ったりせず、レギュラーかそうでないかも関係なくふれ合い、とてもいい集団」と好評価だ。
しかし現実は厳しく、秋と春は初戦突破したものの、次の壁が越えられなかった。「もっと力を出せたらいい試合ができるチーム。もともとパワーがある選手たちだから、それを本番でどれだけうまく発揮できるか。メンタルも保ってくれたら」と気をもむ。
主将の木村は、同級生を「元気で明るく、仲がいい」と信頼する。「チーム全体でも、個々に能力のある選手がそろっている。いい雰囲気」と話す。「チームに貢献し、勝てるよう、みんなを引っ張っていきたい」と主将の意気込みを語り「最後の夏の大会。勝ちに行こう」と仲間に呼び掛ける。
監督は「勝ちたい思いが強い選手たち。チームが乗っていけば、良さを発揮できる。硬くなりすぎず、試合をコントロールできれば」と話し「うまくかみ合えば試合を持っていける。ビハインドでも逆転できるゲームができるようになってきた」とここ最近のチーム状態を分析する。
「甲子園出場を頂点に活動している。全力でぶつかり、まず1勝したい。勝ち進んでいけば自信につながる」と選手たちの躍動を期待する。ことしの3年生たちは、夏の大会ではまだ勝ちがない。監督はぽつり「そりゃあ、やっぱり、球場で校歌を聞かせてやりたいよ」と後輩たちへの思いをつぶやいた。(文中敬称略)【盛川振一郎】