完全にふさぎ、電柱をなぎ倒した土砂崩落(町道郷之口高尾線)

宇治市 1700世帯で避難準備

活発な梅雨前線の活動で各地に記録的大雨に関する情報が出され、府南部でも5日朝から大雨・洪水警報が発表され多くの学校が休校となった。宇治田原町で町道が土砂崩れで通行止になったほか、宇治市では山間地を中心に土砂災害の恐れがあるとして避難準備や高齢者などの避難開始を指示。発達した雨雲がライン状でほぼ同じ場所を通過する線状降水帯が現れる恐れがあり、きょう6日も警戒が必要だ。【岡本幸一】

宇治市では午前9時25分に災害対策本部を設置。大雨で土砂災害の危険性があるとして、午後4時に東笠取、西笠取、池尾、二尾、炭山、志津川、白川の全域と菟道、木幡、五ヶ庄、羽戸山、宇治、折居台、広野町の一部の計1698世帯、3300人に避難準備・高齢者等避難開始を指示した。
避難所は菟道小、菟道第二小、大久保小、大開小、宇治小、三室戸小、木幡小、御蔵山小、アクトパル宇治、笠取第二小、北宇治中、西小倉中、西宇治中、京都翔英高校第二体育館の14ヵ所を開設した。
大雨により、井手町を除く宇治市、城陽市、京田辺市、久御山町、宇治田原町には5日午前に大雨・洪水警報が発令された。該当地域の公立の小学校54校、中学校24校、幼稚園19園が休校・園となった。府立高校については、東宇治高で始業が遅れたほかは通常通り。宇治支援学校は休校となった。

土砂崩れで通行止め/宇治田原町高尾

宇治田原町の郷之口から高尾に向かう山道、町道郷之口高尾線で5日、土砂崩落が発生した。土砂は電柱をなぎ倒し、道路を覆いかぶさるように崩れている。
町は山道入口付近から高尾までを全面通行止めとした。迂回路は林道大峰線(府道宇治田原大石東線の猿丸神社横の林道)。
また、電気と固定電話が止まり同集落の11世帯に影響がでている。電気については関西電力が発電機車を用意したため仮復旧したが、電話はストップしたまま。
町は午前7時57分の警報発令時に災害対策警戒本部を設置。職員が町内をパトロールした際、午前10時半ごろに土砂崩落を発見した。
復旧のめどはたっておらず町はホームページなどで、更なる崩落の可能性があるため絶対に近づかないよう呼び掛けている。迂回路の林道大峰線についても長雨の影響による倒木など注意を呼び掛けている。【鹿野達郎】

児童50人がレトルトカレー/城陽市

城陽市には大雨洪水警報が午前7時57分に発令された。同市は、警報発令と同時に、小中学校は自動的に休校となるが、小学校は午前8時35分始業とあって、登校済み、登校途上、未登校と児童らは三様。登校済みおよび登校途上の児童は、安全を配慮して学校から保護者に連絡をして迎えを要請した。共働きなどで、保護者不在の家庭については、児童を学校で保護した。10小学校(全児童数3710人)で50人の児童が、学校内にとどまったが、給食がないため、昼食は急きょ学校給食センターが保存している非常用レトルトカレーを提供した。
大雨洪水警報発令と同時に設置された城陽市災害警戒本部はこの日午後5時半、土砂災害警戒区域(寺田深谷・同宮ノ谷・同大川原・富野池ノ内・長池五社ヶ谷・中黒土・同北石神・市辺坂口)の224世帯495人を対象に避難準備および高齢者の避難開始を発令した。同時に受入れの避難所として「南部コミセン」「青谷コミセン」「地域子育て支援センターひなたぼっこ」の3ヵ所を開設した。対象者には、安全安心メール配信およびテレビの災害情報、広報車で知らせた。【藤本博】

町内小中休校/久御山町

久御山町には5日午前7時57分に大雨警報が発令され、町は災害警戒本部を立ち上げ対応に当たった。
町教育委員会は、終日雨が収まる見込みがないと判断し、町内の全小中学校を休校にした。午前9時以降、児童生徒を順次下校させるなどした。

水取高船で倒木/京田辺市

午後5時15分に災害警戒本部1号体制に移行した京田辺市では、午後6時半、避難準備・高齢者等避難開始を発令し、松井ヶ丘小など8ヵ所に避難所を開設した。
また市道水取高船線で倒木があり、天王農村広場付近から高船バス停間で、通行止めとなった。

JR奈良線 運転見合わせ

大雨の影響で、きょう6日の始発から、JR奈良線の京都駅から木津駅間で運転を見合わせる。