「チーム作りが遅れてしまった」と話すのは難波監督。「気持ちに波がある選手が多い。春にコールド負けを喫し、チームを立て直した」というが「選手たちはそこから『きっかけ』をつかんだみたい」と前向きに捉える。
部の雰囲気はとてもいい。「誰もが、自分を犠牲にしチームのために活躍する。抜きん出た選手はいないが、バントや走塁、サインプレーの攻撃も自在にでき、柔軟に動ける。全員がキーマン」と太鼓判を押す。
主将の古谷も、チームについて「練習中も掛け声や指摘が飛び交い、いい雰囲気」と話す。「自分に素直になれない『思春期』らしさが個々に強いが、それがいい方向に向かっている」と見ている。
守備のミスが露呈し、秋、春とも敗退した。これを課題に掲げ、しっかり守ることを第一に、ミスせず少ないチャンスをものにするプレースタイルを作ってきた。「新チームでは、京都一を目指して取り組んできた。何とかつかめるよう取り組みたい。失うものはないから、思いっきりプレーする」と前を向く。
ことしの3年生は29人。ベンチ入りできない選手もいる。監督は「ぎりぎりまで争ってもらうが、誰がベンチ入りしてもしっかり自身の持ち場で活躍してくれると思う」と選手たちを信頼する。「初戦までにしっかり調整し、ベストな状態で試合に臨む。一つずつ全力でぶつかりたい」と意気込む。(文中敬称略)【盛川振一郎】