第100回全国高校野球選手権記念京都大会は15、16、17日、わかさスタジアム京都、太陽が丘、あやべの3球場で2、3回戦18試合を行った。地元勢は、西城陽と立命館宇治が3回戦へ、久御山と京都翔英がベスト16へ勝ち進んだ。

■猛攻13点コールド 井上は7回2失点 西城陽

西城陽   00420205=13
亀 岡   20000000=2(8回コールド)

西城陽―亀岡 7回2失点と好投した西城陽の先発・井上

昨夏4強の西城陽は15日、あやべ球場で亀岡との初戦に挑んだ。序盤は苦しんだものの、終わってみれば13―2の8回コールド勝ち。3回戦へ進出した。
西城陽は2点を追う3回表、敵失や2番・伊東の左前打などで4点を奪って逆転に成功。すると、4回以降は完全に西城陽ペースとなり、藤田、三橋、上原の適時打、山田の犠飛などでさらに9点を追加し、大きくリードを広げた。
西城陽の先発は2年生の井上。「直球と変化球で腕の振りが一定しなかった」と、2回5安打2失点と苦しんだ。しかし「バッティングは期待されていないので」と笑う右腕が、3回表の攻撃で逆転につながる送りバントをしっかりと決め、本来の投球リズムを取り戻した。2回以降はゼロを並べ、勝利を呼び込んだ。
主将の上原は初戦勝利にも「初回の入り方が悪かったことなど、反省すべき点が多い。次戦の立命館宇治戦に向け、しっかり修正しなければ。一戦一戦成長しながら、勝ち進みたい」と気を引き締めた。
西田監督は3回戦の立命館宇治について「明らかに向こうが強い。初戦以上に挑戦する気持ちを持って、しっかりと戦う」と意気込んだ。

■先発・森井が好投 立宇治

大 江   000002=2
立命館宇治 144003x=12(6回コールド)

大江―立命館宇治 好投した立宇治の先発・森井

立命館宇治は15日に初戦を迎え、太陽が丘球場で大江と戦った。初回から打線が火を噴き、12―2で圧勝。3回戦へ駒を進めた。
立宇治は1―0で迎えた2回裏、9番・今野、3番・井上の適時打で一挙4点。続く3回裏にも4点を追加し、9―0と大きく引き離した。
6回表に2点を献上するも、その裏、1番・中村が二塁打を放つなど、さらに3点を奪い10点差。この時点でコールドが成立した。
里井監督は「初めて対戦する相手だったので、そういった部分の緊張感はあった」と振り返った。 5回1安打と好投した先発の森井について「秋春でいちばん実績のあるピッチャー。しっかり投げてくれると期待していた」と話した。(写真は盛川振一郎)

■遠藤が快投、中家3打点 京都翔英

桂     000000000=0
京都翔英  11020000×=4

桂―京都翔英 11三振を奪い完封した京都翔英の先発・遠藤

2年ぶりの優勝を狙う京都翔英は17日、わかさスタジアム京都で桂と対戦。4―0で2戦連続の完封勝利を収め、4回戦へ進出した。
翔英の先発は2年生の遠藤。冬に負った左足のけがの影響で、春の公式戦に出場できなかった鬱憤を晴らす快投を見せた。桂打線から毎回の11三振を奪って、3安打完封。自慢の真っ直ぐにカーブやスライダーを織り交ぜ、凡打の山を築いた。外野に運ばれた打球は、安打を含めてわずか2度。与四球も2と、制球も安定。それでも自分に「40点」と厳しい自己採点をした右腕は、次の登板でも「自信のある真っ直ぐで抑えたい」と意気込んだ。
打線では、8番・中家が2安打3打点の活躍。2回裏は中前に、4回裏は左前に2点適時打を放ち、先発の遠藤を援護した。伊地知監督は「練習の成果を出してくれた。下位打線で得点できると(試合展開が)楽になる」と、評価した。
勝利したものの同監督と山本秀太主将は、5回以降、2番手の相手左腕に苦戦し、得点できなったことを反省。21日の次戦・塔南戦までにしっかりと対策して、目前の一戦をしっかりと戦っていくと、気を引き締めた。

■応援背に4年ぶり16強 久御山

京都廣学館 000200000=2
久御山   00001220×=5

久御山―京都廣学館 7回裏の連続二塁打に沸く久御山応援席

久御山は16日、太陽が丘球場で京都廣学館と対戦した。駆け付けた大勢の応援を背に投打が冴え、4年ぶりにベスト16へ進んだ。
両チーム無得点で迎えた4回表、久御山は廣学館の5番・竹中から4連打を浴び2点を献上した。しかし、5回裏に木村の中前打で1点を返し1―2へ迫ると、6回裏に7番・松本が右中間へ三塁打を放ち同点。さらに今井の右犠飛で1点を追加し、3―2と逆転に成功した。
7回裏には2番・前川、4番・市川、5番・小嶋が二塁打を放ち、5―2と突き放した。最終の9回表は、6回からマウンドに立った中西が3者凡退に抑え込んだ。
同点三塁打を放った松本は「長打を狙わず、次につなぐことを考えた。初戦のサヨナラ打から、きょうもいい流れで打席に立てた」と話した。中西は「1点ビハインドから登板し、流れを変えるつもりで投げた」と振り返った。
森川監督は「チャンスを生かしきれない部分があったが、あれだけ大勢の観客の前で試合できたことはいい経験になった。次はシード校が相手なので、総力戦で当たる」と意気込んだ。(写真は盛川振一郎)

■相手打線に苦しみ涙 京都すばる

福知山成美 044001001=10
京都すばる 020100000=3

京都すばる―福知山成美 2回裏京都すばる、中越えに三塁打を放つ藤川

京都すばるは17日、太陽が丘球場で福知山成美とぶつかった。相手打線を抑え込むことができず、3―10で敗れた。
すばるは2回表、先発の栗山が成美打線につかまった。3安打2四死球で一挙4失点。その裏、7番・藤川の中越え三塁打などで2点を返し、持ちこたえた。
だが、3回表にまたも成美打線が牙を向いた。すばるの2番手・山田と3番手・野崎が計6安打を浴び、この回にも4点を失った。
2―8で迎えた4回裏、藤川が右前打で出塁し、1番・小野の右前打で1点を返した。追い上げたいすばるだが、この後は打線が続かず、得点を重ねられなかった。
難波監督は「3回表の4失点が痛かった。点差もあったし、打つしかない状態にされてしまい苦しかった」と振り返った。選手たちには「コールドになりかけたところも抑えられたし、しっかり力を出してくれたと思う。最後まで彼ららしくプレーでき、力は示せた」とたたえた。
主将の古谷は「これまで自分たちがやってきたことを、チーム一丸で出し切れた。高校生活の野球は終わってしまったが、3年生には次の人生では勝てるようにやっていこうと伝えたい」と笑顔を見せた。

■15、16、17日の試合結果

《2回戦》
南 陽   10000120=4
京産大附属 00105041x=11(8回コールド)

洛 西   012020102=8
峰 山   010002130=7

洛 北   01200000000=3
鳥 羽   00000012001x=4(延長11回)

《3回戦》
龍谷大平安 000000=0
東 稜   205102x=10(6回コールド)

西 京   000001000=1
東 山   02001001×=4

京都成章  000001000000=1
乙 訓   000001000001x=2(延長12回)

大 谷   01101241=10
堀 川   20000010=3(8回コールド)

宮 津   000000001=1
西舞鶴   00002100×=3

京都学園  013100301=9
日 星   30100312×=10

南 丹   120100021=7
北桑田   000000000=0

京都国際  100100404=10
京都共栄  001010001=3

京都外大西 000501011=8
花 園   303000111x=9

塔 南   0000100113=6
山 城   0002000100=3(延長10回)