大会使用車種のホンダフィットを使い、ディスクブレーキのチェックをする伊藤聖真さん(田辺高・自動車整備工場)

自動車整備技術 存分に

◆…府立田辺高(今川雅之校長)自動車科3年生の伊藤聖真さん(17)が、近畿地区代表として「第13回若年者ものづくり競技大会」に挑む。夏休みに入り、自慢の整備技術に一層の磨きをかけている。
◆…職業能力開発施設や工業高校に通う20歳以下の若者が、ものづくりの技能を競う大会。昨年7月に行われた近畿地区予選会で3位、2年生の中ではトップの成績で、出場権を獲得した。15の競技職種があり、伊藤さんが出場する自動車整備の部では、ブレーキ点検整備やエンジン故障診断など6つの課題を、各35分の競技時間で各100点、合計600点の中から高得点を争う。
◆…現在は正確さを高めるとともにスピードアップを図るため、マニュアルを確認しながら反復練習する日々。昨年大会を見学したときには、他校の生徒や試験官の多さから「見ているだけで緊張した」と話すが、ことし6月に行われた低燃費を争う自動車レースでは、同校初の優勝を成し遂げるなど、この1年で技術も度胸も大きく成長している。「この大会も、賞を取るつもりで。2冠を目指して頑張りたい」と目の奥に炎を灯した。
◆…大会は8月1日(水)~2日(木)、石川県小松市にある小松産業技術専門校で行われる。田辺高は3年連続5度目の出場選手輩出となり、これまでの最高位は3位・銅メダル。大会使用と同じ車種も顧問が準備し、脇を固める。先輩たちを超え、新たな歴史を刻むのか――伊藤さんの活躍に期待がかかる。【谷貴生】