表彰式を終え笑顔を見せる男子・薪チーム

第31回全国小学生ハンドボール大会の準決勝、決勝が6日、京田辺市の田辺中央体育館であった。男子の部決勝で、薪小学校ハンドボールクラブ(京田辺市・府代表)が、HC市川(千葉県代表)を18―15で破り優勝した。男子の部で京都府代表が優勝するのは2年連続。【盛川振一郎】

薪は、川西コジマーズ(兵庫)との3回戦を27―12で快勝。続く準々決勝では比美乃江HBC(富山)とぶつかり、14―6で勝ち進んだ。
準決勝は川口HBC(埼玉)と対戦した。前半を3点リードで折り返すと、後半もテンポよく得点。19―10で勝ち決勝へ駒を進めた。
HC市川との決勝は、互いに点を取り合う状態が続いた。焦りも見え隠れし、シュートがゴールポストに弾かれるなど決定打に欠き前半を7―7で終えた。
後半に入りリードを許すも、タイムを活用し気持ちを落ち着けた薪。逆転に成功してからも、速いパスから確実にゴールを狙った。試合終了のブザーが鳴り響き優勝が決まると、その場に泣き崩れ喜びを溢れさせた。
薪の乙村直人監督(37)は「出だしの流れは悪かったが、後半のタイム以降、落ち着きを取り戻せた。(ゴール)バーに嫌われる場面が多く、苦しい試合だった」と振り返った。選手とは、学校でも担任を持つなど日ごろからのコミュニケーションに恵まれたといい「身振りだけで、伝えたいことを理解してくれる」と信頼を寄せていた。
自身が7年前の大会で率い優勝した田辺東小の教え子や当時のチームスタッフ、対戦相手にもなった他チームの指導陣などを挙げ「普段のトレーニングや練習試合など、いろんな場面で多くの人に手助けしてもらった。周りに支えられて得た日本一だと思う」と感謝した。
主将の鎌倉大和選手(12)は「厳しい練習を乗り越え優勝できた。日本一になれよかった」と話し「来年も京都のチームに頑張ってもらいたい。連覇目指してくれたら」と後輩たちに期待した。
引き続き閉会式を行い、3位以上の入賞チームに賞状やトロフィーを贈った。また、入賞チームの選手全員にメダルが授与された。

■残る地元勢も健闘
3チームとも3位入賞

一方、薪男子以外の地元勢も全チームが準決勝へ進んだ。敗れはしたものの3位入賞し、「ハンドボールの聖地」の名に恥じぬ活躍ぶりを見せた。
男子の部では、昨年勝者の桃園(開催地)がHC市川(千葉)とぶつかった。前半リードで折り返したものの後半に猛攻を受け、15―19で敗れた。
女子の部の桃園(開催地)は浦城小HBC(沖縄)と対戦。序盤から主導権を握られ、10―17で散った。浦城小は決勝で勝ち、女子の部で優勝した。もう一方の薪(京都)は東久留米(東京)と争ったが、あと一歩及ばず15―17で涙をのんだ。
5、6日の結果は次の通り。
【男子の部】
《3回戦》
薪小HBC 27―12 川西コジマーズ
比美乃江HBC 16―6 メーヴェン釧路HBC
川口HBC 19―8 栃木HBC
土浦HBC 20―17 光陽ジュニア
HC市川 23―15 高知JHC
霧島ジュニアHBC 28―12 塩山ハンドボールスポ少
総社クラブジュニア 27―8 愛媛ジュニアーズ
桃園HBC 17―13 HC宇土
《準々決勝戦》
薪小HBC 14―6 比美乃江HBC
川口HBC 13―10 土浦HBC
HC市川 19―11 霧島ジュニアHBC
桃園HBC 21―17 総社クラブジュニア
《準決勝戦》
薪小HBC 19(7―4、12―6)10 川口HBC
HC市川 19(7―9、12―6)15 桃園HBC
《決勝戦》
薪小HBC 18( 7―7、 11―8 )15 HC市川
【女子の部】
《3回戦》
東久留米HBC 8―3 下郡HBスポ少
きさきネクサスHBC 19―6 倉敷ジュニアHBC
スポ少守谷クラブ 27―6 本宮HBスポ少
薪小HBC 17―10 栃木HBC
桃園HBC 13―7 山梨市HBスポ少
岸和田フレンズ 11―6 HC江津ジュニア
能美ジュニアHBC 18―10 香川県HBスポ少オリーブちゃん
浦城小HBC 19―10 春日HBC
《準々決勝戦》
東久留米HBC 17―7 きさきネクサスHC
薪小HBC 15―7 スポ少守谷クラブ
桃園HBC 13―6 岸和田フレンズ
浦城小HBC 21―11 能美ジュニアHBC
《準決勝戦》
東久留米HBC 17(7―8、10―7)15 薪小HBC
浦城小HBC 17(7―4、10―6)10 桃園HBC
《決勝戦》
浦城小HBC 13(7―5、6―6)11 東久留米HBC