地震被害受け 年末から前倒し

大阪北部地震(6月18日)で被災した久御山町中央公民館ホールについて、町は8日、この日をもって使用停止にすることを決めた。ホール利用を予定していた今後の行事は、別施設に代替して実施する。
同公民館ホールは、大阪北部地震の揺れで天井からコンクリート片が落ちるなどの被害を受けた。当初は今年12月末で使用停止にする予定だったが、地震直後の6月20日に開いた町議会本会議で町は「対応を検討していきたい」と前倒しを示唆していた。
代替会場は、町役場5階コンベンションホールを中心に、町立久御山中学校体育館(同校合唱コンクール)や公民館の会議室や研修室(高齢者講座いきがい大学)などを予定している。地震後、関係部局と調整を進め「すべての行事で代替が可能と判断した」という。
町は取材に対し「実施した被害確認は目視点検で、(ホール内の)詳細を確認するとなると足場を組む大がかりな作業が必要。12月末の使用停止は地震以前に決まっていたことだから、詳細確認が終わる前に年末を迎える可能性も考えられる」と前倒し決定の経過を話した。
町は17年9月、中央公民館の今後を検討する「あり方検討委員会」を設置し、今年1月に意見書を受け取った。その後庁内で検討を進める中で、ホールを12月末で使用停止にする方向性を固め、5月1日付け広報誌で正式発表していた。

■ブロック塀撤去しフェンス
佐山小プール 10月中旬まで工事

このほか町は、町立佐山小学校プールに新たに設置する目隠しフェンスについて、工事概要を明らかにした。
鉄筋コンクリートの擁壁(ようへき)上にあるブロック塀(高さ1・03㍍)やネットフェンスを撤去し、2㍍間隔で支柱を立て目隠しフェンス(高さ1・5㍍)を設置する。工期は工事契約後から10月中旬までを予定し、工事時間中はガードマンを配置するなど安全面に配慮する。同校の水泳授業はすでに終了しているため、学校生活への影響は少ないとしている。
同校プールのブロック塀は、大阪北部地震後に行った専門業者の点検で「(強度を補う)控え壁がなく倒壊の可能性がある」などと指摘を受けていた。現在、安全確保のためプール横の町道を通行止めにし、通学路の一部を変更している。【盛川振一郎】