現地での捜索活動などの様子を山本市長に写真で説明する隊員たち

山本市長に活動報告

西日本豪雨(平成30年7月豪雨)に伴い、消防庁長官から出動要請のあった京都府の緊急消防援助隊(京都府大隊)の一員で広島県に出動していた宇治市消防本部の隊員が9日、山本正宇治市長に活動報告した。
宇治市からは1次隊(救助隊5人)が7月12日に宇治市を出発。この間安芸郡熊野町、広島市安芸区、安芸郡坂町で1次隊から7次隊(最終隊)まで34人の隊員が京都府大隊の一員として現地での建物内の捜索活動などに貢献した。
理事者報告には中谷俊哉消防長、隊員を代表して第2次隊の原田豪人隊長(46)、第4次隊の野村承宏隊長(32)、第5次隊の浅井暖之隊長(35)が訪れた。
大量の土砂で町の風景が一変し、「見たことのない景色が広がっていた」という被災地で、過去に例のない酷暑の下、15分~20分単位の活動で行方不明者の捜索にあたった現地での活動に、山本市長は「市民の代表として危険を顧みず災害現場に赴かれたことを誇りに思います」と改めて労をねぎらい、宿営地での生活やミーティング方法などを詳しく聞き入った。
隊員たちは「好きに自宅のトイレを使ってください」という民家の人の温かい言葉や、ダンボールに「ありがとう」と書いたメッセージを帰り際の隊員たちが乗った車列に掲げた子どもの姿が印象に残ったという。
貴重な体験談を聞いた市長は「新たに消防職員となる人に対して、今回の経験を教訓に、どのようなアドバイスを送るか」と質問。
3人は「自分たちは救助者として被災地に行った。その自分たちが助けられるようになってはいけないと思った」と話した。【岡本幸一】