元気よく威勢を振りまき(緑苑坂)

夏の終わりを思わせるような、涼しい風を感じた先週末、京都府宇治田原町内の各地で納涼イベントが催された。提灯の明かりがあたりを照らす中、盆踊りや花火など多彩な催しが繰り広げられ、住民たちが心を寄せ合った。

■今日は僕らが主役の日/緑苑坂「子どもみこし」
町内で一番子どもが多い緑苑坂で17日、毎年恒例の「子どもみこし」が行われた。子どもたちが神輿を担いで「わっしょいわっしょい」と威勢の良い掛け声を響かせ、地域を練り歩いた。
みこしは約5㍍。酒樽と竹の棒を組み合わせて、自治会役員が手作りした。地域のものづくり名人の藤井譲二さん(83)が、神輿の上部に銀の鶴を飾り付けた。

■矢倉囲んでダンシング/禅定寺「ふるさと夏祭り」

灯りの下、射的に夢中(禅定寺)

禅定寺の夏恒例イベント「ふるさと夏祭り」が18日、禅定寺会館(禅定寺案内)隣の下手ちびっこ広場で開かれ、子どもからお年寄りまでが、夏の夜に思い出を刻み込んだ。
会場には、たこ焼きやかき氷などの飲食コーナーから、射的や輪投げなどの体験コーナーまでさまざまなものが並んだ。盆踊りでは、今年から「ダンシング盆踊り」を取り入れた。荻野目洋子の「ダンシング・ヒーロー」などといったディスコ・サウンドを会場に響かせ、浴衣姿の男女がポップなステップを踏んだ。

■収益金を被災地に/荒木「ふれあいひろば」

長い列ができた子ども輪投げ(荒木)

荒木の夏祭り「ふれあいひろば」が19日、町老人福祉センター「やすらぎ荘」(荒木天皇)で開かれ、地域住民がカラオケや模擬店を通して夏のひと時を楽しんだ。
会場では、夏野菜をチャリティー販売する直売コーナーや輪投げ、金魚すくいなどが並び、多数の地域住民でにぎわった。
7月に発生した西日本豪雨災害復興支援の募金箱を設置。区民が提供した夏野菜の収益金と合わせ、合計1万1250円が集まり、21日に荒木区からの1万円と合わせ計2万1250円を町役場に届ける。

■灯籠で彩る地蔵盆/湯屋谷「やんたん灯りまつり」

会場の長福寺を彩る灯ろう(湯屋谷)

湯屋谷で19日、地域の地蔵盆会場を多数の灯籠で彩る「やんたん灯りまつり」が開かれた。住民たちが手作りした灯籠の光が、暗夜の中で長福寺の境内や周辺を照らし出し、緑茶の祖・永谷宗円ゆかりの地が幻想的な空間へと生まれ変わった。
この日、同地区にある4つの集落(石詰、塩谷、中谷、西谷)でそれぞれ一対の灯籠を作製。社会を風刺した詩や文章を書き込み、夏野菜で作った今年の干支「戌」を上部に飾り付け、長福寺に奉納した。
その後、長福寺境内や周辺の道で、住民が手作りした四角柱の紙灯籠120個に明かりが灯された。光があたりを照らす中、親子連れなどがゆっくりと歩きながら、夏の夜の風情を楽しんだ。