親子で歌うことの楽しさを育む参加者
歌うサークル「ままキッズLOCUS」
滑り出し上々、親子で満喫

願望はあっても、動きが取りづらい子育て中の母親世代を対象にし、注目を集める歌うサークル「ままキッズLOCUS(ローカス)」(山際雅詩代表、7人、京都府京田辺市教育委員会後援)が24日、京田辺でそのベールを脱いだ。体験会を兼ねた初回は、30組およそ70人の親子が参加。プロのピアノ伴奏に乗せて、歌うことの楽しさに触れた。
小さな子どもを抱えていると、外出することもままならず、自分の趣味を楽しむことも制限される。育児に追われ、ストレスをためてしまうことも。サークルは、音楽の魅力を知る同じ境遇の母親たちが、メインとなり立ち上げた。
歌はプロの声楽家・奥村有加里さんが指導し、伴奏はピアニストの藤井友美花さんが務めた。

タンバリンをたたき自己紹介した参加者は、「きらきらぼし」「ふしぎなポケット」や、「風になりたい」などに挑戦。会場の、特に子どもたちの集中力に合わせて、子ども向け・大人向けの歌を織り交ぜるなど工夫があった。
ゆっくりと、徐々に上達を目指すサークル趣旨もあり、「レモン」「パンダ」などの単語で音階を確認したり、1部のパートで「ハモり」にも取り組んだ。

まだ歌えない子どもも、友達と楽譜に興味津々

子どもたちは、元気よく歌ったり、新しい友達と走り回ったりと、思い思いに楽しんでいた。中には母親の歌声を子守歌代わりに、気持ち良さそうに寝る子もいた。
3歳の直太朗くんと参加した渡辺文枝さん(41)=同市大住=は「気分転換にもなったし、声が枯れるまで大きな声で歌うことなんてない。子どもが満足していたのがなにより」と満喫した様子。「子どもが参加しやすいよう、下準備や仕掛けがあった」と絶賛した。直太朗くんは、親でもびっくりするぐらい踊ったり口ずさんでいたといい、髪の毛は汗びっしょり。笑顔でハイタッチして帰路に就いた。
「ローカス」は、立ち上げメンバーの中野亜紀奈さん(35)=同市松井山手=が命名。ラテン語で「情熱」の意味を持つ。中野さんは「小さい子どもがいると、お母さんの出掛ける場所は少なく、自分も楽しめる習い事がない。参加された方が、体を揺らし、生き生きとした表情をされていて良かった」と充実感をにじませた。
山際代表(46)は「多くの方に来ていただき、楽しそうに歌っていただいた。今後も続けていきたい」と緩やかな笑みで締めた。

■次回は9月7日、北部住民センターで

次回からは、毎月第1・3金曜日に行う。場所は北部住民センター「とうちく」の他、市中央公民館や中部住民センター「せせらぎ」で開く。時間は午後2時半から4時までで、時間内出入り自由。参加費は1家族500円で、対象は妊婦から未就学児を持つ保護者とその子ども。母親に限らず、また、近隣市町からの参加も歓迎。問い合わせはメールmama.kids.locus9@gmail.com、ラインID@tnr0977u、℡090・3034・1558(山際さん)まで。今後はハロウィンイベントなども計画している。事前申し込みの必要はないが、台風接近など、急きょ中止となる場合もあるため、ラインの友達登録を呼び掛けている。【谷貴生】