トライアスロンの世界大会に挑む海老名典子さん

豪州の世界選手権に挑戦へ

9月16日(日)にオーストラリアのゴールドコーストで開くトライアスロンの世界選手権に京都府宇治市から海老名典子(えびな・のりこ)さん(68)=木幡南山=が、エイジグループ日本代表で出場する。鉄人レースとの出会いは40代から。以来、競技の魅力にはまり、国内各地のレースに挑み続けて20数年が経過した。日本トライアスロン連合(JTU)から届いた「JPN」のユニホームに、海老名さんは「持病のヘルニアを抱え、どこまでできるかわからないが、自分の可能性に挑戦したい」と気合十分だ。

公式ユニホームを広げ、エイジグループ日本代表で臨むトライアスロンの世界大会に挑む海老名典子さん

城南高校時代にバスケットボール部に在籍していた海老名さんがスポーツを再開したのは宇治川マラソンへの「冷やかし参加」から。
5㌔を手始めに10㌔、ハーフ…とだんだん欲が出て、いつの間にか各地で開かれるフルマラソンにもエントリー。
「トライアスロンはもう無理だが、自分の代わりに娘にやらそう」と専用の自転車を買ったが、娘が一向に乗らないまま放置しているのを見かねているうちに一念発起。
「ならば自分が…」と、娘の代わりに乗り始め、ショートのレースに出場して完走できたのに自信を得て、45歳の時からは本格的にトライアスロンにも挑んだ。
以来、宮古島や珠洲をはじめ国内各地で開かれる大会にエントリー。JTUのエイジランキング対象の大会で年代別上位3位に入れば国際大会への出場権が優先して授与されることを知り、持ち前のチャレンジ精神に火が付いた。
来年(2019年)スイスのローザンヌで開く世界選手権は60代最後で迎える大会。65歳~70歳のエイジクールでランキングを上げれば優先権を得られるかも――と思っていた矢先、今年オーストラリアで開く世界大会でも最優先で出場できるランキング1位であることが判明。パスポートも更新せずに使えることもあり、一年早く60代の夢を手繰り寄せた。
競技は水泳1・5㌔、自転車40㌔、マラソン10㌔の計51・5㌔。主催団体から届いた「EBINA JPN」の文字の入った大会用のユニホームに、海老名さんは「あれこれ迷ったが、行ける時に行こうと、出場を申し込んだ。オーストラリアでのスタンダードタイプの大会で好成績を上げ、来年のスイスを目指したい」と早くも気持ちは南半球のオーストラリアに傾いている。【岡本幸一】