演奏活動を行い、京都文教短期大学・同志社女子大学で後進の指導にも当たる。日本クラシック音楽コンクール全国大会などで審査員も。宇治市在住

京都国際音コンが大成功

実行委員長・芸術総監・審査委員長として臨んだ「青少年のための日中友好交流音楽祭 京都国際音楽コンクール」(本選8月8・9日・文化パルク城陽、同実行委員会主催)が、大成功を収めた。何年も温めてきた構想が、結実した。
コンクールは、ピアノに限定して今年2月に応募受付を開始。日本と中国を中心に、アジア・ヨーロッパを含めて300人を超える応募があった。
本選は幼児から大学・一般までの年齢別と障害者、計8部それぞれの金・銀・銅賞各1人と、京都市長賞・審査員特別賞などが選ばれた。どの賞も、複数の審査員の点を平均して90点(100点満点)を取ることが最低条件。

大学・一般の部銀賞と聴衆賞を受賞した高木直樹さん

「高校・大学生の受賞者は、将来世界での活躍が期待できるレベル」と頬を緩める。「世界のコンクールで通用する受賞者を出し、『京都国際音コンで受賞』と胸を張って言えるコンクールにしたかった」と。願いへ、着実に一歩を踏み出した。
表現が個性的なため通常のコンテストでは日の当たらない演奏者を評価する、審査員の採点は全て会場に張り出すなど、独自の挑戦も続ける。
来年は応募増を見込み、本選日程を1日増やすなど規模を拡大するつもりだ。また、タイトルにある“祭”―フェスティバル―の部分を盛り上げたいと言う。コンクールとは別に誰もが参加できる場を設け、励ましの意味でたくさんの賞を贈る。「参加することが主旨。地元の皆さんもぜひ」と呼び掛ける。
地元地域の文化力を高めたいとも、強く思う。「習い事の発表会は多いが、それとは違う、プロレベルの、質の高い音楽に身近で触れられる機会がもっと必要」と。京都国際音コンがその発信源になればと願う。
「人情・礼儀・穏やかな人柄…。日本の人は親しみやすいです」。にこやかに話す林さん自身が、優しい雰囲気にあふれている。