紙芝居の色塗りを楽しむ参加者(やすらぎ荘)

JA京都やましろ女性部宇治田原支部の有志によるサークル「ハートの光サークル」(上辻容子代表、12人)が、秋の農協祭に向けて手掛けている「紙芝居作り」がいよいよ大詰めを迎えた。11日、町老人福祉センター「やすらぎ荘」でカフェの利用者とともに3作品目の色塗りを実施、披露する作品がすべて揃った。
同サークルは昨年10月26日に発足。サークル名には“ハート”のまち宇治田原で人と人がつながり、楽しい時間を共有し、“光り”輝こうという思いが込められている。
秋の農協祭で紙芝居を3作披露しようと、1月から紙芝居作りを実施。これまで、「みんなの家」で展開している「ころ柿カフェ」や、郷之口会館に開設している「しあわせの家」で、利用者の認知症予防も兼ね、作品を仕上げてきた。
この日は、やすらぎ荘で毎週火曜に展開しているカフェ「てぃ・ポット」(光島冨美子代表)の利用者2人と作成にあたった。カフェは60歳以上の人を対象に、1杯100円でドリンクを飲みながらお菓子をつまんだり世間話をするなどして交流を図るというもの。
今回は「はたけのおいしゃさん」という作品を仕上げた。メンバーが参加者に物語の読み聞かせを行ったあと、あらかじめ下書きした絵を5枚用意し、色塗りを行った。
参加者たちは水彩絵の具を使って、下書きの絵に色を加えた。筆を持つのは何年ぶりかという参加者もいて、細かい部分まで頑張って手掛けていた。絵の具にない色を表現するときは、「赤と青を混ぜたら紫になるんやったっけ」と言い合いながら、野菜の色調を再現しようとしていた。
てぃ・ポットの利用者は話すことが好きな人ばかり。メンバーに話しかけられるとすぐにニッコリ笑顔に。次第に夢中になり、黙々と彩りを書き加えていった。色塗りが終わった後はお茶を飲んで、利用者同士、歓談を楽しんだ。【鹿野達郎】