負傷者搬送の要領を学ぶ実技体験

宇治市立槇島中学校(瀬野克幸校長)で14日から避難所体験学習が始まり、1年生(99人)が体育館や教室で就寝体験した。宇治学(防災学習)の一環で昨年から始めており、「家とは勝手の違う不自由な体験を今後の活動に生かしてほしい」(瀬野校長)と話している。きょう15日朝に下校する予定だ。
中学校が地域の避難所に指定される中、災害時の備えについて自ら考える機会にしてもらおうと実施。市、消防本部、山崎製パン、コカ・コーラ京都工場(久御山町)、民生児童委員会、地元防災会などが協力した。

救援物資の搬送を手伝う生徒たち

午後5時半に避難者として登校した1年生は市危機管理課や消防本部の職員、署員の指導で避難所開設に向けた実技や負傷者の手当、搬送の仕方などを学習。山崎製パンのトラックが体育館前に到着すると、救援物資(パン)の搬送を手伝い、パンと清涼飲料水の非常食も体験した。
男子は体育館、女子は教室を避難所に見立て、パーテーションを立てて各自が寝泊まりするスペースを仕切った。
寝泊り体験をセットにした避難所体験に、学校側は「高齢化が進む中、災害時に中学生が果たす役割は大きく、校舎での宿泊体験を通して寝苦しさや不便さなど家庭生活では味わえない経験を今後に生かしてほしい」と話している。【岡本幸一】