寄贈品を前に、笑顔の奥田市長(左から2人目)とエコフレンド城陽のメンバーら

城陽市内でプルタブやアルミ缶回収に取り組む環境ボランティア「エコフレンド城陽」(千代義明代表、24人)は3日、活動で得た収益金を還元する形で、同市に療育用備品・キック式自転車など6点を寄贈した。これら心温まる備品は、市の児童発達支援事業所・ふたば園(松尾育子園長)=久世北垣内=で、通所児童の情緒の安定、発達援助に活用される。

限りある資源の有効利用を図り、地域福祉に貢献している市民団体「エコフレンド城陽」は、1989年からアルミ缶を中心に回収活動をスタートさせた。
メンバーらは地道な活動を根気よく続け、ついに2003年2月に約800㌔を収集して、同市に初めて車いす1台を寄贈した。この時期を知る会員の一人、大原いつ子さんは「涙が出るほど感激しました」と振り返る。
元公明党市議の故・西村満さんが初期の活動を牽引。人伝えで協力者も増え出し、その後、04年1月に『車いす5台』、05年2月に『車いす3台と要約筆記用パソコン2台』、同年9月に『車いす2台と映写機器一式、幼児向け読み聞かせ用備品一式』、07年1月に『車いす2台、幼児遊具、イギリスの児童向け絵本など21冊』…を市に贈るなど、北京五輪(08年夏)を前にしたアルミ価格高騰も〝追い風〟に奉仕活動に拍車がかかった。
それ以降、アルミの引き取り価格は再び低迷したが、メンバーらの活動意欲は衰えることなく、09年2月に市保健センターに『健康教室用のスクリーンとフードモデル、大型絵本、おもちゃ』、11年1月には、市男女共同参画支援センター「ぱれっとJOYO」に『幼児用遊具』を贈るなど、市政に多大な功績を残している。
そして今回は、市立ふたば園に療育用備品のキック式自転車、バイブレーションクッション、ヒノキ製「大きな箱車」各2点・計6点=約6万5000円相当を寄贈するため、千代代表ら主要メンバー9人が来庁した。
千代代表は「来年で活動を始めて30年。一つ1㌘のプルタブを、仮に4㌔集めようとするなら4000の手間が必要になります」と、寄贈品とは別に、ぎっしり袋に詰まったプルタブを持参して日ごろの苦労の一端を披露した。
これに奥田敏晴市長は「毎年のように皆さんの思いが詰まった寄贈の品をいただき、感謝します」と述べ、しばしメンバーと歓談。ふたば園に通う就学前児童が有意義に活用し、成長の一助となるよう願った。