絵本で認知症の理解を深める子どもたち

宇治市の伊勢田神社で開催されている秋祭りで6日、認知症啓発の特別コーナーが設けられ、お年寄りや子どもたちでにぎわった。
市認知症コーディネーターの野々村輝貫さんが呼び掛け人となり、地元の地域包括支援センターや学区の福祉委員会など関係者の協力で実現した。秋祭りと福祉イベントが合体した地域初のコラボ企画。
模擬店が並ぶ境内の片隅に設けられたブースでは、祭りに訪れた高齢者たちが、健康や介護保険に関する相談を行っていた。まごころ西宇治、メイプルリーフ、デイサービス花咲里(かざり)など介護サービス事業所の紹介もあった。
また、子ども向けに絵本の読み聞かせ会を行い、認知症への理解を深めてもらう「認知症キッズサポーター養成講座」が開かれた。係から「認知症は誰でもなる可能性がある」と話を聞いた子どもたちは、納得してうなずいていた。
宇治市では、3年前に山本正市長が「認知症のひとにやさしいまち・うじ」を全国に先駆けて宣言。その後、認知症の講座が各所で開かれている。野々村さんは「住み慣れた地域で安心して暮らしていけるよう、普及啓発活動を今後も続けていきたい」と話した。