延会の手続きを取る建水委(10日午前6時48分)

国史跡・宇治川太閤堤跡に整備する新たな観光拠点「(仮称)お茶と宇治のまち歴史公園」整備運営事業を巡る質疑が9日深夜に及んだ宇治市議会・建設水道常任委員会(久保田幹彦委員長、7人)は徹夜となり、10日午前6時50分に終了した。注目の契約議案の審査は10日未明から行ったものの、質疑が終了せず、12日に再開することにした。見直しなどを求める請願4件は可否同数の結果、委員長が「不採択すべきもの」との裁決を出した。

歴史公園は『史跡ゾーン』に太閤堤の再現展示等、『交流ゾーン』にミュージアム等を整備する。市は設計・建設・維持管理等の大半を民間に任せるPFI事業を導入。㈱宇治まちづくり創生ネットワークとの19年間(2018~36年度)、約25・4億円の契約議案を提出した。
9月議会には、宇治・世界遺産を守る会(須田稔代表世話人)、「わたし」からはじめるまちづくりの会(佐々木真由美代表)、中津畑勝美氏(木幡)、酒井幸代氏(槇島町)が、それぞれ請願を提出。見直し、公聴会開催、史跡保存への特化などを求めた。
建水委での審査は4日午後1時15分に始まり、同9時20分に延期を決定。9日午前10時に再開され、質疑・委員間討議を経て、午後11時15分に採決に至った。
4請願とも共産2人、京都維新・宇治1人が賛成、うじ未来、自民、公明の各1人が反対。3対3の可否同数となり、久保田委員長が「不採択にすべきもの」と裁決した。
次の日程は契約議案となるが、10日午前0時が迫ったため、午後11時59分に一旦、委員会を閉じた。すぐに開く予定だったが、伝達がうまくいかず、委員1人が帰宅。改めて登庁してもらい、10日午前2時5分に再度、委員会を招集した。
9月議会最終日(16日)の前日に開かれる議会運営委員会までの日程の余裕は、週末を除けば10日から12日まで。この3日間とも公務が入っている委員がいるため、なんとしても契約議案の結論を出すべく審査を強行した。
しかし、4時間が経過したところで、これ以上の質疑を断念。調整の結果、公務の一部を取り止めてもらい、12日午後2時に再開することを10日午前6時50分に決め、手続きを取った。