「お風呂で源氏物語」と題し講演する彬子さま

宇治市の源氏物語ミュージアムで13日、「お風呂で源氏物語」と題して、故寬仁親王殿下の長女・彬子(あきこ)女王殿下が講演した。同市教育委員会が主催した講演会には80人が参加し、古典を身近に感じる方法について学んだ。
彬子様は、英国留学時代を振り返りながら「日本人として自国文化を理解し、伝える」必要性を感じたという。自身について「風呂に入るのが日課だが、いらちで、何かしないと落ち着かないタイプ」と語り、半身浴をしながら古典を読むように。「長くて20分。難しい文章でも集中して読める」と笑顔で話した。
また、古典のイメージを膨らませるため「あさきゆめみし」などの漫画も有効だと伝えた。「源氏物語を読むというとハードルが高いが、日々のルーティンワークに組み込むことで古典が生活の一部になる。古典を通して当時の人間模様を学べる」と呼び掛けた。
彬子様は、学習院大学を卒業後、英国オックスフォード大学に留学。日本美術を専攻し、海外に流失した日本美術に関する調査研究を行った。2010年に女性皇族としては史上初となる博士号を取得。近著には「京都ものがたりの道」などがある。