福島とひまわりプロジェクトに思いをめぐらせる児童生徒

大開・大久保小学校と広野中学校の2小1中ブロック「宇治ひろの学園」の児童・生徒会が集う第2回ホットミーティングが23日に大開小で開かれ、「福島ひまわり里親プロジェクト」の意義にふれた本部役員たちが自分たちに今後できることを模索。震災被害や、今なお、悩み、苦しむ被災者のことを忘れない―との思いを新たにした。
宇治市立大開小学校(村上善輝校長)で23日にあった第2回ホットミーティングでは、震災から7年半が過ぎた福島に全国の人たちが思いを寄せる「ひまわり里親プロジェクト」について、発災年から取り組むのぞみ鍼灸整骨院=伊勢田町=の小川由智院長が目的や経緯を説いた。
全国の人々との絆づくり、震災の記憶を風化させない―ため、福島県内で取れたヒマワリの種を購入、採取した種を送り返すプロジェクトで、3校のうちの広野中は、福島県双葉群広野町にある同じ校名の中学校とビデオレターで交流するなど、学校ぐるみで復興支援を継続。卒業生の同院・小嶋道範代表が当初呼びかけ、一貫校の取り組みを進める2校にもやがて輪が広がった。
2013年7月、広野中で3校の児童・生徒会が150粒の種を植え、11月に種を採取。菊井雅志教諭(当時、広野中)が福島まで持参した一連の流れが中学公民の副読本に取り上げられた。
広野中生徒会・岡本華歩会長の挨拶に続き、昨年の社員旅行で訪れた現地の生の様子を伝えた小川院長は「福島では、今年に入っても、自殺など関連死が増え続けている。本当の意味での復興のため、忘れずに、次代に伝えること」と一層の輪の広がりに期待。お礼の挨拶に立った同校生徒会・岡本舞凛副会長が「次代に伝えていきたい。今年のヒマワリは猛暑などで茎が折れたりしたが、美しい花を咲かせた」と声を強めた。
このあと、児童生徒がグループ討論を行い、「ヒマワリをもっと好きになった」、「市全体でやっていきたいと思った」など、胸のうちを明かした。