奥田市長に金メダルを披露する三好さん

東城陽中学校陸上部3年の三好こころさん(15)=城陽市寺田=が第49回ジュニアオリンピック陸上競技大会(日本陸上競技連盟主催、以下「JO」)に出場し、走り高跳びで見事全国優勝を果たした。ゆっくりとした助走から強靭なばねを使い宙を舞い、しなやかな肢体でアーチを架けたその胸には、金メダルがさんぜんと輝いた。
大会は10月12日から3日間にわたって日産スタジアム=横浜市=で行われ、同競技は13日に実施。全国から集まった高1から中3の選手55人がエントリーした。
決勝では、2人の選手が1㍍67を跳び並んだが、大会規定により試技1回目で決めた三好さんが優勝。僅差の接戦を制した。
同記録は練習でもクリアできなかった三好さんの自己ベストで、身長と同じ高さ。直前の1㍍64では、2回目まで失敗を重ねるも「絶対に跳ぶんだ」という強い気持ちで成功をつかみとった。
顧問を務める佐倉直樹教諭(33)は「ここぞというときのプレッシャーに強く、長身と長い手足が武器。小学生の頃にやっていた体操が生き、器用に体が扱える」と愛弟子に目をやる。
3位に終わった8月の全国中学生体育大会の悔しさを晴らすため、家の柱の1㍍70の高さに線を引き、跳ぶイメージを高めるなど対策を進めたという。JOでは自己ベストの高さを前に、普段は緊張するも「挑戦できることが楽しめた」と振り返る三好さんは「跳んだ瞬間に『越えた』と分かった。着地するとバーが残っていて、うれしかった」と笑みをこぼした。
高校進学後も競技を続ける予定といい、「インターハイで優勝したい」と意気込んでいる。
26日には城陽市役所を表敬訪問し、栄誉を報告。奥田敏晴市長は「学校内は喜びにあふれているのでは。市民の皆さまにも明るいニュースが届き、心に豊かさを持ってもらえる」と誇らしげに語った。