聞き茶の実習で味を確かめる参加者たち

東京都港区の一般社団法人・日本茶アンバサダー協会(満木葉子代表理事)は、日本茶のファンを増やすための公募講座を宇治で開いた。10人が参加し、実習を通して宇治茶の魅力に触れた。
同会はこれまで関東圏で講座を行ってきたが、宇治では今回が初めて。先行して就任しているアンバサダー(使節)たちは、店舗でのおもてなしやパーティーの開催など、日本茶を活用した情報発信を行っている。会員数は114人で、イタリア、ドイツ、シンガポールなど海外でも活躍しているという。
今回は、宇治市五ケ庄の古川製茶(古川嘉嗣代表)を会場に、「宇治茶伝道師」でもある古川さんが講師を担当。参加者は日本茶の歴史文化について学び、茶園と工場を見学した後、聞き茶体験とお茶の淹れ方を教わった。
このうち聞き茶体験では、約20種の茶について外観・香り・色・味の採点を行った。実際の品評会さながらに茶を吟味した参加者たちは「高級茶は葉の色ツヤだけでも別格だと感じた」と話した。
今回の聞き茶の中には、古川さんが出品し、今年の品評会で賞を受けた1㌔10万円以上の最高級茶が含まれていた。古川さんは「淹れた時に乳白色に近い薄い色になるのが質の良いお茶の特徴」と伝えた。