茶壺口切り式を執り行う茶師の入江宗輔さん

宇治市の県(あがた)神社(田鍬到一宮司)=宇治蓮華=の本殿で5日、献茶祭が営まれた。茶道・茶業関係者ら約50人が参集し、さらなる精進を誓い、業界の発展を祈願した。
神事では、茶壺口切り式で奉仕者を務める茶師の入江宗輔さん(64)が、古儀にのっとり、茶壺を開封して取り出したてん茶を石臼で引き抹茶に仕上げた。同じく茶師の堀井長太郎さん(69)が介添えを務めた。また、直後に続く献茶式で、藪内宗家・家元竹卿宗匠がその抹茶を点てた。茶は神職の手で神前に献じられた。
神事の後、参集者らは拝服席で濃茶・薄茶・点心をいただいた。
県神社献茶祭は、お茶の収穫に感謝し茶道・茶業の発展を祈願しようと1967年に始まった。今年で52回目を数える。