何往復もして土を運ぶ学生

上質な山城産タケノコを育てようと京田辺市の生産者・大崎勲さん(73)が26日、自らが所有する同市田辺の竹林で土入れを行った。作業には学生も協力し、斜面を若い力が駆け回った。
大崎さんが京都ホッケー協会の会長を務めている縁もあり、立命館大・陸上ホッケー部の部員7人が協力。地元のスタッフ6人と共に汗を流した。
学生は土を一輪車に乗せ、約6000平方㍍と広い竹林の隅々まで土を運搬。竹の合間を縫うように走って運び、地元のスタッフが竹の根元に新しい土を広げて敷いた。
午前中は小雨も降り、ぬかるんだ地面に足をとられ転倒する学生も。同部は今年の全日本で準優勝の好成績を残していて、4回生の畑野修平主将(22)は「春に良いタケノコが育つよう、体を削って貢献したい」と奮闘していた。
山城産のタケノコは独特のクセとコクがあり、人気を集めている。大崎さんは昨年から昔ながらの「タケノコ竹やぶ」に取り組んでいて、今では入手が難しくなったワラを、特殊な裁断機を用いて畳から加工。また有機栽培にもこだわり、同志社大の馬術部から出た馬ふんを肥料として使用している。
大崎さんは「昔の人はよく考えたもので、今年は全然違う良いものができた。来年の出来栄えにも期待してもらえれば」と話した。
春に収穫したタケノコは、4月から国道307号の直売所で販売を予定している。