受賞作の標語が掲載されたカレンダーを掲げる(右から)南校長、木下さん、神村会長

「この一票・めっちゃ大事に・しなあかん」。府選挙管理委員会と府明るい選挙推進協議会の「明るい選挙啓発標語」で、久御山中学校2年生の木下寧音(きのした・ねね)さんの作品が特別賞・府選管委員長賞に選ばれ、入賞作が載った啓発カレンダーが完成した。春の統一地方選、夏の参院選と大型選挙が続く「12年に1度の亥年選挙」の今年、親しみやすい言葉で投票を呼び掛ける。
今年度の標語募集では府内の小学生~高校生、一般で計1825人が応募。各市町村での選考を経て、府全体の2次審査で特別賞4点(選管委員長賞・明推協会長賞各2点)、優秀賞10点が決まった。
木下さんは「めっちゃ」や「しなあかん」といった親しみ深い関西弁の言い回しで、投票に行く意義や大切さを呼び掛けた。「ぱっと思いついた」と振り返り、「選ばれると思っていなかったので、聞いた時は間違いじゃないかと思った。賞に選んでもらい光栄」と喜んだ。18歳になって選挙権を得たら投票に行きたいといい、「投票で結果が変わる。その1票が大事。思ったことを書き、投票してほしい」と願った。
町明推協の神村凌三会長は「発想が従来の『選挙』というイメージを変えた。読んだ人に『これは忘れてはいかん』というニュアンスにとれる」と激賞した。
久御山中学校では今回、優秀賞には3年生の林朋子さんの作品「小さな票・大きな未来が・変わってく」が選ばれ、生徒2人が入賞した。
同校は、ポスターや標語などでの選挙啓発事業への貢献に対し、昨年3月に府選管から表彰されている。生徒会本部役員選挙で模擬投票を行い、「選挙」は生徒の身近な存在。「おもろいやんか久御山」を学校スローガンに掲げる南亮司校長は「(模擬投票は)新しい形で取り組み、定着してくれた」と感慨深げに話し、選挙啓発への生徒たちの頑張りをたたえた。