新たに作成された「ものづくりの二刀流くみやま」

久御山町の産業活性化へ、町や商工会などでつくる組織がパンフレット「ものづくりの二刀流くみやま」を新たに作成した。若者の視点も取り入れ、特産の京野菜や高度な技術が詰まった製品、まちの歴史の要所などを紹介した。農業と工業の調和がとれた地域の魅力を発信し、「久御山」の知名度を高める。

パンフレットは、町の農工を一体的にPRするのが狙い。商工会、JA京都やましろ久御山町支店、町などでつくる「産業売り込み隊」が作った。町と連携協定を結んでいる京都文教大(宇治市)の学生が検討チームに参画。特産の九条ネギと工具を手にする二刀流剣士の表紙写真の撮影には、久御山中学校が協力した。
A3判の折り畳み式で1万5000部発行。国道1号の西側に田園風景が広がり、東側に製造業を中心とした企業が集積するまちの持ち味をアピールした。
農業では、京野菜の九条ネギや淀大根、600年の伝統を誇る淀苗、通年栽培されているコマツナなどのほか、昨年作付けされた町産酒米「京の輝き」も紹介した。
一方、工業では約1600社の事業所が立地し、昼夜間人口比率が府内最大である特徴を説明。指先サイズの自転車型の精緻な金属加工品や、町内企業10社の技術を集結した「黄金の茶室」の写真などを掲載した。
このほか、日本遺産の一つである佐山浜台の「浜茶」と流れ橋の景観や「くみやま夢タワー137(KBS京都ラジオ送信所)」など町のシンボル、町の歴史の柱である巨椋池や戦時中の京都飛行場にも触れている。
これまでに他県でのビジネスフェアにも持参。町内では役場や商工会、クロスピアくみやまなどで入手できる。町産業課は「『久御山町ってどこ?』と言う人に、まず興味を持ってもらいたい。町のことを知っている人にとっては、久御山が産業に強い町、とより認識してもらえたら」と期待している。