同志社女子大学の地域連携型授業「プロジェクトプランニング演習」を受講する学生たちが、4つの仮想企業を立ち上げ、キララ商店街を会場にイベントを開催するなど、地元の魅力掘り起しや活性化に挑んだ。24日に取り組みの最終報告会が行われ、ゲストに招かれた地元の協力者らを前に、堂々とプレゼンテーション。収支決算を含む取り組みの総括を行うとともに、後輩たちにアドバイスを送り、今後の自らの活動指針としての決意をのぞかせた。
同志社女子大学で2003年開講の情報メディア学科(現・メディア創造学科)科目「プロジェクトプランニング演習」(関口英里教授)。NPO法人アントレプレナーシップ開発センター(原田紀久子理事長)が提供する起業などの教育プログラム「ユースエンタープライズ」を活用し、地元密着の商品開発やイベント企画に取り組むもの。
受講する学生たちは4つの仮想企業に分かれてプロジェクトを立ち上げ、京田辺市の魅力の掘り起しや、地元の活性化に貢献すべく、地域と連携したイベントを開催し、広報などにも、年間を通して取り組んできた。
この日は、スーツを清楚に着込んだ2・3年生の学生たちが、胸を張って成果を報告した。プロジェクトチーム名と概要は次の通り。
▽HIKAMaker(川角萌那代表ほか5人)=京田辺の子供たちを対象に商店街でファッションショーを開催。かけがえのないふるさとの思い出づくりをプロデュース。
▽たなべくえすと(芝えみか代表ほか4人)=キララ商店街で京田辺にちなんだ謎解きゲームイベントを開催。商店街活性化に協力。
▽「ココカラ。」(赤松侑代表ほか5人)=キララ商店街でシルバー世代を役者に仕立てたお化け屋敷を開催。維世代間交流を促進。
▽Kちゃんねる(前田真里奈代表ほか4人)=京田辺のご当地キャラ・きららちゃんのグッズ開発と販売、ワークショップの開催を通して、子供たちを中心に地元愛を育成。
このうち、今年度ユースエンタープライズ・トレードフェアで特別賞を受賞したHIKAMakerの川角代表は、来場者のアンケート調査の結果などを踏まえ、子供たちが主役のファッションショーをふり返った。「若者の居住年数を伸ばす目標を掲げる中、確実に大きな力となった」と述べ、「夏休み中も週1回集まるなどブランクなく企画を進められた」と評価点を挙げた。「本番当日の半年前には具合的内容を決めよ」、「LINEのノートをうまく活用せよ」、「この世にないものをゼロから発想せよ」などと次代に役立てもらいたいポイントも提示した。
このあと、市職員ら支援機関代表がコメント。各チームの取り組みをウオッチしてきた本紙・谷貴生記者は「タイトな日程でよく頑張ってこられた。胸を張って自慢してもらいたい。ビッグイベントよりも、もう少し時間をかけて作る取り組みも今後、期待したい」とエールを送った。
また、全チームの指導・支援に当たった新田辺駅東側のキララ商店街事業協同組合・田原剛理事長は「事業、イベントを通して、どう人の心を動かすか、どれだけ楽しいことか、を大切に思い、行動を」と呼びかけ、今後のつながりづくりにも期待を寄せた。