宇治市立菟道第二小学校(田中多賀子校長)で29日、湯川秀樹博士(日本人初のノーベル賞受賞者)が寄贈した揮毫「眞善美」の修復が完了し、関係者に感謝の気持ちを伝える全校集会が開かれた=写真=。
湯川博士による「眞善美」の額は、1953年の開校当初から講堂に掲げられていたとみられ「学校の宝」として尊ばれてきた。60年以上が経って傷みが目立ってきたため、昨年学校側が宇治市歴史資料館へ相談した。
義理の父が同校育友会の会長だった上林信良さん(74)に額の由来を尋ねたところ、義理の父の親戚が、湯川博士と同じ京都大学に勤めていた縁で贈られたことが分かった。誰が受け取ったのかなど詳細は不明だという。
集いでは、湯川博士の経歴と、「眞善美」に込められたであろう子供たちへの願いを紹介。「眞は学問、善は良い行い、美は美しいものを見て感動することです」と教諭が説明した後、修復に協力した上林さんが登壇し、児童代表から感謝の言葉を受けた。
なお、この日は登下校の安全を守るボランティア「子どもを守る会」3人も来校。新しく導入した「青色パトカー」の披露があり、校区の巡回を行うパトカーの出発を見送った。