蓮池の路面に現れたゾーン30を示す表示と登校児童、有志、署員ら

宇治市小倉町蓮池で、区域内を通行する車両の最高速度を時速30㌔に規制する「ゾーン30」の運用が始まった。地元自治組織が2016年10月から動きだし、北小倉小学校に通う児童の安全確保をメーンに、朝夕は、特に京都市内などへ抜け道となるエリアの速度抑制を促す。また、近隣スーパーの開店に伴う買い物客の往来増など動線の変化を踏まえた安全対策も諸処に施した。
歩行者や自転車利用者の安全を優先し、自動車の最高速度を30㌔に規制する「ゾーン30」は、幹線道路などに囲まれたエリアをゾーンとして警察が指定し、エリア内に規制標識、出入口に路面標示を行い、付近の交差点をカラー化してドライバーに速度抑制を促すもの。
小倉町蓮池では、結成から約40年が経つ蓮池自治会・蓮池中自治会・蓮池第2町内会・蓮池第3町内会の4つからなる蓮池連絡協議会(約800世帯)が主導し、交通安全対策に着手。現在の連絡協議長で蓮池中自治会の畑鈴峰(のりよし)会長、森田悟副会長らが市に打診し、16年12月には生活道路でのスピード超過、通り抜けなどの課題、ゾーン30を提起するチラシを全戸配布し、一方通行、駐車禁止など諸対策の可能性も検討した。
その後、連絡協で議論を深め、域内回覧で市・署へ実施に向けた要望書提出を告知し、狭小路の交差点18カ所を重点箇所として、視覚に訴える道路標示などを求める要望書にまとめ、市職員と署員らが現地調査すると、それら進行状況を回覧で再び住民に伝えた。
近鉄線(東)と巨椋池干拓田(北)、市道小倉安田線(南)、同堀池南落合線(西)に囲まれた約6㌶の計画エリアには、水路が張り巡り、緑色にカラー化された水路沿道などでも、地域ボランティアが児童の登下校の安全を見守っている。
昨年7月に府警などの最終案が示され、再び域内全戸にチラシを配布。宇治徳洲会病院跡地で8月にオープンしたスーパーマツモトへ朝早くから買い物に向かう主婦、高齢者らの動きが鮮明となる状況も踏まえ、児童のみならず、買い物客も行き来が増す蓮池児童遊園南側の道路に、道幅狭窄(きょうさく)のためのポール設置も盛り込んだ。
28日朝、蓮池内の5つの登校班を見守り、ドライバーに注意を呼び掛ける啓発活動を展開。連絡協役員や署員、市職員、北小倉子ども見守り隊のボランティア、北小倉小の永井久敬教頭ら総勢20人以上がプラカードを掲げ、道の左右に並んで車両に減速を強調した。
畑会長(68)は「一遍によくならないと思うが、その都度、変更や修正ができれば。やらないよりやる方がよい。これで終わりではない」、見守り隊の宮田美榮代表(77)は「子供たちは点滅信号で広がって歩きがち。区切られた歩道がない箇所もあり、今後も注意が必要」と話す。