3極戦となった京田辺綴喜区(定数2)は、自民新人の古林良崇氏(36)が初当選を果たした。注目を集めていた2議席目は、国民民主現職の北川剛司氏(56)が獲得し、議席を守り抜いた。次点の共産新人・塩貝建夫氏(71)との差は2715票だった。投票率は40・99%(前回44・40%)となった。
同区には、古林氏と北川氏、塩貝氏の3人が出馬。前回圧勝の自民、直前で候補者を擁立し辛くも議席を守った国民民主(当時・民主)、75票差で惜しくも届かなかった共産が、三つ巴の戦いを繰り広げた。定数2の選挙区で共産が議席を獲得できるかが注目された。
自民の古林氏は、3期12年務めた尾形賢府議の後任として、当初予定していた京田辺市議選から鞍替え。3月中旬の表明となり、出遅れは否めなかったが、選挙戦を通じて地道に知名度アップに努めた。「ずっと住み続けられるまちへ」を標榜し、政権与党とのつながりを強調。国・府とのパイプを活用した交通や人のネットワーク構築をうたい、少子高齢化が進む中で微弱になる地域コミュニティの再興を主張した。
その結果、京田辺市、宇治田原町、井手町の1市2町でそれぞれ最多の得票数を集め、1万3972票を獲得し、念願の初当選を果たした。
4年前、土壇場で立候補を決断した北川氏は、家庭教育の支援や子育て応援、高齢者福祉などの充実を中心に、選挙戦を展開。8178票を獲得し、2期目は厳しいとのジンクスを打ち破った。前回に続き、期間中はほぼ毎日、山井和則衆院議員が応援に駆け付けた。選挙カーの運転手、ウグイスを子育て中の母たちが中心になって担当し、ムードを押し上げた。
塩貝氏は、「北陸新幹線延伸など大型開発より府民の暮らしに財源を」と訴えて、5463票を得るも、念願の議席獲得には及ばなかった。