統一地方選・前半戦の府議選「宇治・久世区」(定数5)は7日投・開票が行われ、共産新人・水谷修(62)、自民現職・藤山裕紀子(41)、自民新人・荻原豊久(53)、公明現職・村井弘(61)、国民現職・田中美貴子(59)の5氏が当選した。落選は地域政党「京都宇治党」新人の西田宗充氏(46)。各党とも結果を踏まえ、21日投開票の統一選・後半戦(宇治市議選、久御山町議選)に挑む。
自民2、共産、国民、公明が現有議席を確保するのか、それとも地域政党が牙城を崩すのか、注目された今回の選挙。投票率は37・68%(宇治市37・36%、久御山町41・53%)と前回より2・02ポイント減らし、過去最低を更新した。
共産は5期務めた前窪義由紀氏が勇退し、市議9期の水谷氏へスムーズにバトンタッチ。7月の参院選を意識して「安倍政権ストップ」などと訴え、前回の前窪氏から356票を増やして1万4106票で初当選をトップで飾った。
自民は5期20年務めた村田正治氏の勇退に伴い、市議3期12年の荻原氏を擁立し、藤山氏とのダブル当選を目指した。余裕のあった村田氏と違い、2氏の陣営が自民支持層を奪い合い、選挙後のしこりも懸念される事態となったが、結果は2議席を堅守した。合計得票数は2万2998票(藤山氏1万1773票、荻原氏1万1225票)で、前回より3658票も上乗せた。激しく競り合った結果、自民支持層以外の票を掘り起こし、初の2万票超え。特に藤山氏は前回から3431票も上積んだ。
公明は4期16年の実績を持つ村井氏が手堅く支持層を固め、前任者の故・池本準一氏を上回る5選を達成。洪水対策、雇用創出を訴えて1万947票の支持を得たが、前回を457票下回った。
国民の田中氏は1期4年、地域をくまなく歩いたが、政党支持率が低く、前回から2108票も減らして1万435票。立憲民主の支持層が一定、共産に流れた可能性が高く、市議選での党公認6人全員当選には立て直しが急務だ。
京都宇治は、西田氏が3209票だったが、自民2候補を最後まで苦しめた。