宇治市の白川林道(白川牛岩)沿いに公立図書館の蔵書と思われる本が大量に投棄されていた件で、市中央図書館は閉館日の14日、急きょ職員が出勤して対応を始めた。
図書はきれいに紐で縛ってあり、合計は20束。宇治署の了承が得られたため、この日、初めて紐を解いた。水に濡れて、ぶよぶよになっているものもあったが、比較的きれいな図書も…。図書館、市教育委員会の職員が手分けして館ごとに分類した。
合計218冊があり、内訳は▽京田辺市立60冊▽宇治市立53冊▽城陽市立34冊▽八幡市立19冊▽精華町立17冊▽木津川市立13(合併前の山城町立8冊含む)▽京都市立伏見中央6冊▽京都市立向島4冊▽滋賀県立3冊▽枚方市立津田1▽不明8だった。
同館によると、木津川市内でも投棄された図書が見つかっているといい、安田美樹・中央館長は「残念。貸出手続をせずに持ち出された可能性もある。各館と相談して対策を考えたい」と話している。
公立図書館には約33万冊の蔵書があり、不明本は年間に600~800冊。今後、貸出中の図書なのか、除籍した図書なのか、1冊ずつ確認する作業を行う。
なお、市農林茶業課によると、現場の白川林道を先月28日にパトロールした際には異常はみられなかったという。

■宇治田原の民有林にも200冊
一方、宇治田原町の民有林でも約200冊が大型連休中に発見されていたことが同日、新たに判明した。場所は猿丸神社から1~2㌔、山側に入った大峰林道沿い。民有林の所有者と連絡が取れず、未回収のままだが、見える範囲では京田辺、城陽、八幡などの図書館図書と思われ、約200冊あるという。