山と遺跡とオアシスの覚え書き
タクラマカン砂漠一周の旅
内田 嘉弘
第26回

広州郊外の星湖


■ウルムチA


 ウルムチ@  27日、日の出前後から音楽が聞こえてくる。人民広場からで人々が集まって、それぞれのグループで太極拳などやっている。剣を振って舞っている人達、扇子を広げて舞っている人達、エアロビクスをしているグループ、その人達が去って行くとまた別のグループがやってきて体操みたいな踊りをやり出す。いずれのグループも中高年から高年の人達だから健康を維持するために続けておられるのであろう。
 街に出て散策していると、若者に声をかけられた。上着の中からビデオカメラを買わないかというジェスチャー、手を振って断る。
 14時15分ウルムチ空港を飛び立った。もうこれで新疆とはお別れだったが、まだ楽しみがあった。ボコダ峰を近くから望めるのだ。離陸して安定飛行のなる頃、右側に雪を頂いたボコダ連山、西峰、中央峰、主峰の山塊が現れた。主峰からは一旦切れ落ちて次のU峰、五二八八峰、五一四九峰を含む山塊で、こちらのグループの方はゴツゴツと山塊だ。それから先も雪を頂いた山々が続いていたが、徐々に低くなり、雪も少なくなり、迫力ある山々が少なくなり、やがて雪は消え薄茶色の乾燥した山々に変わって、青い湖が見え出す頃、少し目立つ雪山が見えたが、祁連 (きれん) 山 (5564b) だろうか?新疆の旅はもう終わったのだ。

紅山公園よりウルムチ市外を望む
 安定飛行の状態での私の高度計は標高1500b前後であった。機内の気圧はそれ位の標高に保たれているようだ。広州が近づき私の高度計はどんどん下がり150b位になったが、また高度計は上がり出した。豪雨で着陸できないから桂林に向うという。桂林で20時50分〜22時まで約1時間待機して、再び離陸し広州には22時50分に着いた。ホテルでの夜食を終えた時は日が変わり一時であった。
 28日、広州郊外の景勝地・星湖へ。生憎の雨だったが、周りの景色は緑の田畑や緑の林や丘が続いた。タクラマカン砂漠の乾燥した薄茶色の世界から温帯湿潤気候地域に入っていたのだ。タクラマカン砂漠一周の旅は遥か遠い世界になってしまった。
 29日、広州9時30分離陸、13時50分関西空港着陸。
 タクラマカン砂漠一周の旅は無事終わった。


◆タクラマカン砂漠一周の旅で見た鳥=ハクセキレイ、マガモ、ミコアイサ、アジサシ、スズメ、トビ、ツバメ、オオタカ、ハシボソカラス、カワウ、キガシラセキレイ、ハシナガヒバリ
◆メンバー=大澤繁森、大澤恵子、藤田利昭、山岸清太郎、服部宏明、永吉捷子、西村正恵、竹田義脩、廣田英茂、末森一男、片山昌子、内田嘉弘、内田昌子(おわり)


<<BACK 目 次

copyright©洛南タイムス社
京都府宇治市宇治壱番26
TEL 0774-22-4109 FAX 0774-20-1417

※このサイトに掲載する記事や写真、その他のデータの著作権は、洛南タイムス社
またはその情報提供者に属します。無断転載を禁止します。