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2017年5月26日

PHOTO FLASH
「拳四朗」ノックアウト!?
きょうの一枚


城陽市
園児の歓迎攻撃に満面の笑み

 今月20日、東京の有明コロシアムで行われたWBC世界ライトフライ級タイトルマッチで、WBC世界ライトフライ級王者のガニガン・ロペス選手(35)=メキシコ=を破り、京都のジムから初の世界チャンピオンとなった城陽市出身の拳四朗(25)=BMB=が25日、「拳四朗後援会」(石田實会長・会員180人)が主催する報道関係への会見で、「もっともっと練習して強くなって、防衛を重ねたい」と意欲をたぎらせた。会見は、石田会長が理事長をつとめる、高齢者総合福祉施設「ひだまり久世」で開かれたが、隣接の里の西保育園児の華やかな歓迎ぶりに、拳四朗はノックアウトされた。

 拳四朗の快挙が注目されるのは、父でありジムの会長でもある寺地永氏(53)が、元東洋太平洋ライトヘビー級チャンピオンで、タイトル経験者の子どもが世界チャンピオンになるのは日本初のためでもある。寺地氏は現役当時、カミソリのような鋭い切れ味のパンチ力、身体のバランス、体力、試合勘など、いずれも世界ナンバーワンの実力を持ちながら、一度もタイトルマッチの機会に恵まれなかった。
 拳四朗のタイトル戦は8R終了時、3人の審判がいずれも77―75の3−0で「拳四朗優勢」。最終ラウンド、チャンピオンは最後の力をふりしぼりイチかバチかの勝負に出たが、寺地会長の指示は「逃げろ」ではなく「攻めろ」だった。打ち疲れたチャンピオンの腹に、拳四朗の拳が何度も食い込んだ。2−0で勝利が告げられ、受け取ったチャンピオンベルトを拳四朗は、寺地氏の腰に巻いた。城陽市からチャーターバスでかけつけた拳四朗後援会メンバー130人が、大きな歓声を上げたのは言うまでもない。「父子鷹」の苦労を知り尽くしている石田会長は、人目をはばかることなく感涙にむせんだ。
 「ひだまり久世」で行われた会見は、拳四朗父子を驚かせた。会場入りした瞬間、里の西保育園ゆり組の54人が、ボンボンと紙吹雪で歓迎。園児とお年寄りが見守る中、拳四朗父子、石田会長ら後援会役員がくす玉を割ると「祝世界チャンピオン」の文字が。石田会長は「出会う人出会う人の誰もが、おめでとうと声をかけてくれる。多くの市民が喜んでいるのだと思う。高齢者には元気を、子ども達には夢を与えた快挙。新たな歴史のスタートとなった」と拳四朗の快挙を称えた。
 記者の質問に拳四朗は、「歓迎ぶりにびっくりした。チャンピオンになった実感が今わいてきました」と屈託ない笑顔。今後の予定については寺地会長が、「今の時点で正式なオファーはないが、9月頃に1位の指名試合があると思う」と明かした。園児が「どうすれば強くなれますか」とインタビューすると拳四朗は「真面目に練習すること」と真面目に答えていた。寺地会長は「チャンピオンになることが目的ではない。長く続けられるかが大事。そのために、甘い言葉と女性関係を心配している」と父親の顔をのぞかせた。
 なお拳四朗は今月29日(月)12時半、城陽市役所を表敬訪問するが、1階ロビーで市民歓迎セレモニーを開く。市民にも広く参加を呼びかけている。【藤本博】
【写真は石田後援会長(左から2人目)らに囲まれくす玉割をする拳四朗】

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