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持ち味生かし 星空に誘い
アクトパル宇治の天文教室
宿泊観察で天体ショーを満喫
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宇治市の総合野外活動センター「アクトパル宇治」(同市西笠取)で、宿泊施設を活用したお泊り天文教室が人気を呼んでいる。昨年12月にあった11年ぶりの皆既月食では40人の定員に130人が応募。夏休みに実施したお泊り天文キャンプも親子連れの人気を呼んだ。浴場や里山の幸を提供する料理も楽しめるという施設の持ち味を生かした天文イベントの評判は上々。とかく公設の天文施設は業務時間の兼ね合いで深夜は使いにくく、高価な望遠鏡を購入しても「宝の持ち腐れ」との批判もあるなか、観望会や天体撮影、望遠鏡作り…など手を変え品を変えのスタッフの努力で星空への関心をつなげている。
南部最大のレクリエーションゾーンとして宇治市が西笠取に開設する「アクトパル宇治」には、屈折式では府内でも最大級の口径25aの望遠鏡を据えた天体観察室が管理棟3階の天文ドームに鎮座する。
ドームでは学生から職場をリタイアしたシルバー世代まで天文好きのボランティア・スタッフが天体観望を希望する利用者を対象に、ネオンなど光害の少ない笠取から見上げた星空の世界に誘う。
天文教室の泣き所は当日のその時間帯にならないと確定できない空模様。せっかく予定を組んでも、ぎりぎりで中止を余儀なくされることも多々あるのが弱点。
はっきり中止する場合はともかく、直前になってにわかに中止になる場合は、映像の上映会に切り替えたり、撮影した天体写真を紹介したり――と臨機応変の対応もスタッフの手腕が試される。
天文施設のある公設施設での観望会は概ね日没後の午後7時〜同9時ごろまで。アクトパル宇治でも天文器材を活用した天文教室を定期的に開いている。
深夜の天文ドームの活用については当初「施設の構造上、他の宿泊者の安眠を保障する必要もある」と、見合わせていた。
思い切ったお泊り天文教室を始めたのは07年2月のこと。冷えた体をコタツで温めたり、浴場を利用するその名もズバリ「ほかほか天文教室」を土・日曜に企画。予想を上回る申し込みと参加者からも好評を博し、以来、真冬の天文イベントとして定着した。
今期は12月の皆既月食の際にお泊り天文教室を開いた関係で残念ながら実施しないが、きょう4日は「冬の星座を見ようパートU」(19時〜21時、無料・予約不要)で月や木星、冬の星座を観望。3月3日(土)は「手作り望遠鏡で月を見よう」(定員40人、17時〜21時、参加費600円、望遠鏡材料費1セット1500円。要予約)、3月24日(土)は「火星と星空」――を星空オープンデーとして開催する。
今年も5月には日本で金環日食が見られるなど天文現象には何かと話題も多い年。
当日の天候が保障され、加えて一般の人が参加しやすい週末に…など欲を言えばキリがないが、アクトパル宇治で天界への水先案内を担うスタッフの山岡啓基さん(34)は「雨の日でも、利用者に楽しんでもらえるメニューを用意するなど、多彩な企画でアクトパル宇治の天文施設が幅広く利用してもらえるように努めていきたい」と張り切っている。【岡本幸一】
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