| 洛タイ投書箱 |
| 再び、開浄水場問題から問う | ||
|
|
◆…「施設移管当時の覚書解釈で意見対立」の記事をみて、直接当事者でない(実は、繋がっている)私が思うことを書く。 ◆…最近、阪神淡路大震災の記録を見る機会を得た。神戸を中心とした都市の「水行政」が、震災以降「地下水」「自営水」の大切さを見直して方針転換していることが分かる。 ◆…宇治市も災害時の水確保に「地下水」利用を数ヵ所指定しているが、今のところ水質に問題ない開浄水場をも閉鎖して、京都府から「水を買う(購入する)」と言う。 ◆…市の給水口は、何年か先の「天ヶ瀬ダム」の建て替え?(大型ダムの経験と歴史はないのではないか)とも関連する。 ◆…食料にして言えば、自給率が40%を切ったという。広域大規模処理システムは、生産・流通も含めた新たな問題を露呈し、ゴミや下水同様、そのシステム自体が、個々のミニマム単位の個々意識や処理(「ちりも積もれば」「各家庭から」)に支えられ影響され皮肉にも立ち返らざるをえない。 ◆…私は、今回の開地域の浄水場をめぐる「覚書」の内容は知らないが、言いたいことは、他地域から見れば、覚書の解釈や閉鎖一点に拘る押し問答に見えるけれども、その基本は、これからの宇治市の「水行政」をどうしていくかということであり、開浄水場問題はその指針となるものである。一度止めた水脈は変化すると予測されるから閉栓せず、話し合いを継続されることを望むものです。 ◆…住民の「同意」がいることではないという態度は、御上的発想に裏打ちされ、温存されたお役人思考で、ご意見拝聴や公聴会的市民参加型自治から、(これからは各地方自治体がこぞって)「市民とともにある、市民とともに創る『地方自治』の基本」を発展させ、さらに「自立都市」を推し進めようとする道からも遠ざけるものと思われる。 ◆…それゆえ「開地域の浄水場・水問題」は「地方自治」「民主主義」はいかにあるべきかという問題をはらんでいると言える。少なくとも、十分な調査・調査結果など事実の開示とその陳述は、行政の責任と住民の権利に基づくものである。知らされるべきものは多いのに知らされず、知らしむべからず・知らせずは、これからも続かせるのであろうか。情報公開も個人的プライバシーに阻まれ十分に機能しているとは言えない。 ◆…覚書は「何故、この結論に至ったか、どういう問題を解決し、どういう問題を残したか」は明らかなのだろうか。後世の人への引き継ぎとしても、行政や議会の問題解決への判断と選択理由をはっきりと明らかにしておくことは、本当に大切である。 (宇治を愛し水問題を考える一市民・北村信隆) |
| ▼投書のインデックスへ |
| copyright©洛南タイムス 京都府宇治市宇治壱番26 TEL0774−22−4109 FAX0774-20-1417 ※このサイトに掲載される記事や写真、その他のデータの著作権は洛南タイムス社またはその情報提供者に属します。無断転載を禁止します。 |