洛タイ投書箱



1月21日付投書箱への回答
2012年 1月 26日



◆…1月21日の「夢のふくらむ城陽市を望む一市民」の方の投書にお答えさせて頂きます。具体的なご質問を有難うございます。
◆…まず、人件費についてですが、他の市町村と比べてどう違うのかとのご質問でした。人件費総額は給与水準と職員数で総額が決まります。現在の城陽市の職員の給与水準は、国家公務員を100とした指数に対して99・4%の水準です。他市町とも同様な水準です。ただ、城陽市では厳しい財政状況から、これまで2年間の給料カットを2度行いましたが、昨年からは3度目の管理職の給料5%カットを実施しています。一般職員のカットも4月から行うよう職員団体と交渉中で、4月から実施します。このカットで年間約1億円の人件費の削減となります。これまでの給料カットや職員削減等では、約55億円の削減効果を上げてきました。
◆…城陽市の職員数は、人口1万人当たりの数は、59・5人と府下で最低の人数です。府下では150人を超える例もあります。市民サービス維持と適正な事務執行のために、民間委託や嘱託職員雇用で対応しています。
◆…なお、洛南タイムスの記事で指摘しておられる民間賃金との比較ですが、正規社員やパート社員、臨時職員などの全ての民間賃金の平均と比較されています。しかし、公務員は民間の正規職員の給与所得の平均を基準にして定められています。これは公務員は労働者としての権利行使が大幅に制限されているため、人事院という国の機関が示す基準に準じて全国自治体の職員の給料水準が定められています。しかし、地域の賃金水準は様々であり、このことは公務員の給料制度のあり方の課題であることも事実です。なお、職員の給与水準は毎年「広報じょうよう」やホームページでお知らせさせて頂いておりますので是非ご覧ください。
◆…次に、城陽市の優れているものは何かを具体的に示すようご指摘頂きましたので、お答させて頂きます。紙面の都合もありますので、主な項目を述べさせて頂きます。待機児童を生じない保育所と全校区の学童保育所、小中学校の完全給食、地域ごとのコミュニティセンター、老人福祉センター、年間100万人が利用される文化パルク、障害者福祉制度、公共下水道の完全整備、さんさんバスの運行、文化財の保存、活発な地域活動、民間活力の活用、高齢者福祉施設の充実、障害者施設の充実等ですが、施政方針や広報などをご覧頂ければ幸いです。都市基盤は残念ながら整備途上でありますが、行革と活性化対策によりまちづくりを進めているところですのでご理解をお願いします。
◆…次に、夕張市のように具体的にならない自信を示すようにとのご指摘を頂きました。夕張市は炭鉱閉山という地域を支えてきた大きな社会基盤は崩壊し、そのために観光産業に活路を求め膨大な施設投資を行われた結果、財政が破綻したものです。その際に、赤字の実態が表面化しない対応がなされていたため、ある日突然に表面化したものです。城陽市では、財政状況は詳しく議会や市民に公表しています。記事のような「ある日突然に」などは有り得ない事です。現在の財政状況は厳しいことは事実ですが、夕張市の事例から新たに国において設定した財政判断基準値からも、夕張市の状況に陥るような状況ではありません。参考までに、夕張市の状況と城陽市の財政状況の比較数値をお示しします。将来負担比率という指標で比較しますと、当時の夕張市が1237%に対して城陽市は平成22年度では109%です。城陽市がさらに1000億円以上の負債を生じた場合の水準です。
◆…この他の指標でも、城陽市は厳しい財政運営を強いられてはおりますが、財政健全化基準を超えてはおりません。
◆…次に、バスや近鉄駅前、山砂利採取跡地について、ご説明させて頂きます。
◆…バスについては、高齢化社会の到来に備えて、市内全域に運行することを目指していますが、残念ながら財政状況と利用状況からは路線を拡大することは直ちには難しい状況です。しかし、再編や新規路線開設に積極的に取り組みを進めています。近鉄駅前についてですが、ご指摘の通りの状況です。人口が爆発的に増加した時、都市計画が未整備だったため住宅が自然発生的に密集することになりました。現在は再開発等の方法によって改善の取り組みを進めている途上です。山砂利採取跡地の具体的な施策とのご指摘です。整備計画は既に作成していますが、具体化の取り組みを進めているのが現状です。ただ、跡地利用をするためには埋め戻しが必要です。このため、安心安全な埋め戻しの対策を完了しましたので、早期の埋め戻しと土地活用の推進を図ってまいります。なお、現在この跡地の一部を活用した府立木津川右岸運動公園の整備が進められており、北側ゾーンに総合球技場建設を行って頂くよう要望活動を行っているところです。
◆…最後に、先般の私の投書は正月3日の唐突で一方的な記事に対して、抗議の意味で行いました。決して文句を言われたから反論したものではありません。様々なご意見は当然のことであり、真摯に受け止め改善して行くのは我々の使命と考えています。そして、意見が全て正しいと無批判に受容することは公務を担うものとしては無責任であり、説明責任の放棄だと考えています。ご批判やご意見には誠心誠意お答えすることが、我々市職員の職務であることを肝に銘じて今後も取り組みたいと考えております。
◆…今後もご意見を頂きますようお願いします。(城陽市副市長・栗栖俊次)

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