認知症高齢者SOSネットが初訓練/城陽
「不明者が店内に…」と中谷店長(右)から市職員に電話連絡(コープ城陽店)

85歳以上の人の「4人に1人」が発症すると言われる認知症。いざ、その高齢者が徘徊し、行方不明になった場合、早期発見・保護につなげるべく城陽市は、警察や消防、市包括支援センターなどとともに、SOSネットワーク事業を展開している。
2016年7月の事業開始以降、市内の登録者は順調に増え続け、現時点では67人。18日には「ある認知症高齢者(仮名・鈴木太郎さん)が行方不明になった」との想定で、初の模擬訓練が行われた。
まず、午前11時に家族から電話連絡を受けた市高齢介護課から市内55の協力機関(福祉施設や新聞販売店、喫茶店など)に「発見協力依頼」のメール送信が行われるなど、本番さながらの〝徘徊者探し〟が開始された。
午後2時30分には、コープ城陽店(中谷悟店長)の店内で、行方不明者とみられる高齢者を発見。店員による声かけ、登録者が携帯している「身元確認シール」に付いてあるQRコードを使った市役所への連絡訓練。さらに、市から警察や家族への発見の連絡…がマニュアルに沿って行われ、城陽署員が無事、行方不明者を保護するシーンまでが繰り広げられた。
訓練に協力した中谷店長は「高齢者の来店も多く、対応の一つのきっかけとなった。今後も職員が参加する形で、訓練ができれば」と話し、高齢者役を務めた市福祉保健部の竹内章二次長は「事業をどんどん市民の方に知ってもらい、登録者を増やしていきたい」と、さらなるPR強化に努める考えを伝えた。