京都京阪バス㈱が来月6日(土)のダイヤ改正に伴い、宇治市、城陽市、京田辺市、久御山町、宇治田原町を走る路線バスの終発の繰り上げ、始発の繰り下げを実施する。全国的な問題となっている運転士不足を受けて苦渋の決断。終発の繰り上げは最大1時間31分で、午後10時以降に出発する便がほぼなくなるほか、朝・夜で合計130便を減らすため、住民の利便性が低下しそうだ。
人手不足はバス業界も例外ではなく、京都京阪バスの運転士は今年度約150人。6年前の2012年度比で2割以上減少しており、ここ3年は毎年10人前後が減っている。運転士は通年募集しているが、採用する人員よりも離職者が多い状況。月9日の休日のうち、平均3・5日の出勤など労働環境への影響が、さらなる離職者を生み出す悪循環に陥っている。
現在の平均実働時間は9時間53分、休憩・休息を含む平均拘束時間は12時間に達している。退勤から出勤まで8時間以上空けることが法律に規定されており、午後10時台に退勤する運転士を翌朝5、6時台の始発に乗務させることは困難。現在の運転士で、やりくりするため、運行時刻を大幅に縮小することを決めた。
基本的に「平日」は終発の繰り上げを行い、午後10時台の出発便を、ほぼなくすほか、同9時台以前の減便を実施する。最大1時間10分の繰り上げがある。「土休日」は終発の繰り上げに加え、始発の繰り下げを行う。終発は最大で1時間31分繰り上げ、始発は30分以内の繰り下げとなる。
これらの結果、全体として平日は31便、土曜は46便、休日は53便を減らす。
同社は「利用者にはご迷惑をお掛けするが、これ以上、運転士が減ると、さらに厳しい状況が考えられる。ご理解を」と話している。
なお、新ダイヤの詳細は同社ホームページに掲載する。

■田辺地区は1日に値上げ
「近鉄新田辺~田辺高校~草内口・美禅(田辺地区)」は来月1日(月)から、運賃を200円(現行160円)に値上げする。
定期券は通勤(6カ月)で4万3090円(現行3万6290円)、通学(3カ月)で1万9490円(現行1万6420円)となる。