新芽の息吹に包まれて/宇治新茶・八十八夜茶摘みの集い
茜だすきに姉さんかぶりの宇治茶レディらが新芽を摘み取る

令和の時代幕開けを祝うように「宇治新茶・八十八夜茶摘みの集い」が2日、宇治茶会館・茶業センター(宇治市宇治折居)と府茶業研究所(白川中ノ薗)で開かれ、市民や観光客らが新芽の息吹を感じながら、宇治茶づくしのイベントを楽しんだ。
立春から数えて88日目にあたる八十八夜は、茶産地にとって特別な日。公益社団法人府茶業会議所と府茶生産協議会、府茶協同組合、宇治茶の郷づくり協議会が主催し、800年以上の歴史と伝統を誇る宇治茶をアピールした。
大奈さんが「宇治茶歌曲」で花を添えたオープニングセレモニーでは杉本貞雄・府茶業会議所会頭や山本正・宇治市長をはじめ地元首長、国会・府会議員らがそろって華やかにテープカット。
式典後は、自然仕立ての玉露茶園に舞台を移して「初摘み」が行われ、これがデビューとなる新しい宇治茶レディ5人をはじめ、茜だすきに姉さんかぶりの茶摘み娘たちが生育の良い新芽を丁寧に摘み取って、かごに入れる昔ながらの風景を再現。市民らも茶園に足を運び、清涼な香りを小袋に詰めていった。
また、日本茶インストラクターによる玉露の淹れ方教室や抹茶の点て方体験なども人気を集め、キッズ・ジュニア茶ムリエマスターが呈茶。宇治茶BARでは、おしゃれなグラスで水出し玉露を堪能した。
そして、新元号を祝う「宇治茶と皇室」資料展示にも人の列が。茶の木人形も注目を集め、先着2000人には、ご当地キャラクター「チャチャ王国のおうじちゃま」クリアファイルがプレゼントされた。
一方、茶業研究所では焙炉(ほいろ)を使って昔ながらの手もみ製法が実演され、来場者も興味津々の様子で体験。研究成果の発表、製茶工場見学のほか、試験茶園では煎茶を手摘み。覆い下で家族連れらが柔らかな新芽に手を伸ばした。